2014.02.27 雨脚 日脚

 雨 脚               

 

 

きょうの雨は 斜めにもならず

ぽたぽたとまだらにもならず

まっすぐ、まっすぐに降ってくる

 

雨だから と

寒くて と

理由をつけて外出をとりやめ 

閉じこもっている

その怠惰はまっすぐ、認める

 

未明の床のなかで

過ぎた愚の失態や悔を思い出し

厚い壁のような暗闇の底で 起き上がることも

出来なかった

 

じんせいのいろいろなであい、わかれ、

過ぎたすべてに

いまだ

馴れず 頷けることも出来ずにいる

が それらのかずかずを 

避けたりはせず

そのまま 足枷にしよう

と そうおもう

へんに いのったり

てんか

しないで、そのまま

 

しらず おかしているかもしれぬ

罪や悔も

たのしかったことうれしかったことども

あわせて

ぜんぶ、まっすぐ、

ここに、受けよう、

と きょうの落ちる雨を

見ている

 




      日 脚              


 

日に日に影が伸びていきます

 

あらゆるものから伸びて細く長く 

いったいどこへ、

どこまで伸びれば行き着くのか

消えるのか

 

冬の終わりを告げる風が

枝や影を しきりに揺らす

 

風はときに砂塵をまき散らし

空を 地を 眼差しを

漠と曇らせる  

 

曲がった背骨や 

ろっ骨も いくぶん

湿っていくだろう

負った影は その 行く先をかざすのか

追憶を埋めるのか

 

様々に形を落としながら崩しながら

影は伸びて伸びてゆくのでした

 

あらゆるもの

たいせつなもの 不要なもの

それらが みな

ほころびかけ

芽もほころび

燕も やがて飛んでくるのでした


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