メメント・モリ      


   いくぶん とも     
   ずいぶん とも   
   さだかでないが つかいふるし   
  くたびれて しわだらけの      
   海馬が その日にむかって
   疾りはじめるのだろうか 


 
 みぎとひだり 混沌とまじりあい     
    ときに 蝸牛がまわりはじめ   
    バランスをくずしていく 


 その日までは 近いのか遠いのか
 (ほんとうのところだれもしらない)
   

   そのあいだ 
   ふかい淵やほそい橋
   うすぐらい森やうねる川筋
  (かぞえきれない場処をひとり途方に暮れながら)
   潜ったり越えたり
   しないといけない


   リビングウイルをしらべて       
         尊厳死宣言書
   の 文面をおぼえた
    

   あやうい橋の手前で      
        それを書く       
   明日か 明後日か   
 (だれのためか じぶんのためか)

     
   月もない未明の刻
   銀色に光る蜘蛛の糸    
   が 空からぶらさがっている         
  (のを 見ることがある)


   うすぐらくて ふかいもりのような
   あわい雲のふわふわ たなびくような     
      さきへ 
      そろりそろり
   ひとり 分け入っていく




 
       母は眠り姫に・・・

 なつ母 98歳。
施設でお世話になって八年目・・・、今のところ
手押し車を引いて、自分の足で歩く。

 けど、最近はベッドで寝ていることが増えた。
起きていてディルームのソファに座っているとき
でも、半分うつらうつら・・・。

 ついに娘のわたしの名前も忘れてしまった。
名前は出てこないようだけども、顔を見れば、
にっこり、笑ってくれる。
 少し以前までは、笑ったあと、
よぅ~来てくれたね、
何で来た? 地下鉄かね!?

 きょうはもう、ここで泊まってけばええよ・・
ベッドは広いからね・・・

 なんて会話が続いたのだが。



 眠っている時は、
息してるん??!
布団の小さなふくらみをのぞいてみたりする。
 ただでさえ小柄な体がさらにちぢんでゆくようで、
30キロ少し・・だろうか?

 眠り姫・・の命名はいくらナンデモ。。。と
“眠り婆”って呼んでいたけど、ベッド上の小さな
ふくらみと、zzzzz・・・・の寝顔をのぞくと、
 まぁ~  眠り姫、 の呼び名でもいいんだわ、
と思えてくる。

 ベッドに向かって、 
   
       「また来るね!」





   あるブロガーさんへ 追悼記  
                            闘病中のTさん 逝く


 Tさん。
 ブログでしか知らない方だが病を押して、
 山に登ったりあちこち自然のなかを歩いて
過ごされている方だった。

 ほんとに闘病されている?!
と思うくらい、よく出歩き、果敢に生きて
おられた。

 少し前、ご様子が変わり、車椅子の日常に。。。
それでも、酸素ボンベの助けを借り、
 ご夫人に車椅子を押してもらい、出掛けては、
綺麗な夕日や見事な満月を撮って、ブログに載せられた。
それまでも、種々の花、あちこちの山、渓谷、
 それはそれは美しい写真を撮ってブログ更新されていた。

 わたしの拙いブログ記を、殆ど毎日のように見て
くださってもいた(・・ようだった)。
 こちらからも拝見していた。


 当ブログ6・17に更新して以降、ネット接続が
芳しくなくて、しばらく更新を休んでしまっていた。
 そのあいだも、
 Tさんは17,18,19、ほぼ毎日 ・・・23日まで
訪問してくださっていた。
 
 そして、
23日夜に急変、25日・力尽き、

 永眠された。

 

 ・・・とのこと。



 更新を怠っているあいだに急逝されて
しまわれた。

 Tさん、せっかく見てくださっていたのに、
新しい記事載せられず、ごめんなさい!
 
 もっともっと読んで頂きたかった。
 もっともっとTさんの記事や写真、見せて
頂きたかった!!
 鉄人、その名のごとく強い意志で生き抜かれた、
と思う。

   落涙してます。

 あちらでどうぞ ゆっくり 休んでください。。。 
   
     (祈り)

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