続・思い出の品?!
   

      ナニのふん?!ナノ。。。

 函の中の手紙類の下から、いささか古びた
“扇子”が出てきた。模様も地味めな、さして
変哲もない扇子だ。

 へっ! 覚えてる~、
職場の先輩、Mさんに貰ったものだ。はぁ~、
こんなとこに仕舞ってあったんだ。。。
  

 文学少女のまま大人になり、数字や機器は
全く苦手なわたしの二度目の再就職先は米国系
のコンピューター社だった。配属された先は
経理課。

 帳簿の引き継ぎを伝授されながら、一向に
計算の帳尻は合うことなく、かぎりなく頼りなく
自信なく・・・、
周囲もさぞヤキモキしたことだろう。

 

 慣れない職務に苦戦する中途入社の女子に、
助け舟の魯を漕いでくれたのがM主任だ。
主任といっても二つ上のまだ学生みたいな先輩
だった。

 
  仕事熱心でおまけに何でも知っていて、
不肖・後輩に懇切丁寧、根気よく指導してくれた。
その後もずっと、分からないことは何でもかんで
も頼りにして教えてもらっていた。

  口のわるい営業マンに、
「・・・金魚のふん、みたいだな・・・」
と言われたりもした。
  

    
    
      ちょっとクヤシかった、、、?!

  幾分、仕事にも慣れたころになると、
月末に集金にやってくる飲み屋さんの対応も
した。 
  営業マンの接待用で、飲み屋がオフイスまで
集金にやって来る(・・・だなんて、いかにも
旧時代でしたね)。。。

 飲み処・兵六の若い姐さんが集金にやって来て
オフイス受付カウンターに立つ・・・、
 応対に出て、
――ハイ、うけたまわります
――・・・いえ、Mさん、オネガイシマス・・・

  M主任・指名である。当時、飲み屋の姐さんも
わたしも主任もみな似たり寄ったりの年くらいだ。



 。。。ん、、、 ぬ、ぬ ぬぬぬ! 、、、、
 (わたしも経理担当ですっ、 なによ~!)
すかさず大声で、
Mさぁ~ん、 ひょうろくダマ・さん、みえましたよ~~!

 と、
 M主任、 。。。む、、、む むむむむ 、、、、
(何て言い方するんだ・・・)

 いささか当惑、慌ててカウンターに向かう。


  ず~と後になって、「ひょうろくだま」の語源を
知って身を縮めている。
 ・・・その節は失礼な表現をして
ゴメンナサイでした・ひょうろくだまさん、
じゃない、兵六様。。。



  えぇ~、ナンの話でしたっけ? そうだ、扇子だ!

  その頃、“オフィスは錦通りにある名銀ビルの
上階にあり、冷房設備も古く? ビル内は夏は
とても暑かった。
 暑さに弱いわたしに、隣席からMさんが、

 ハイ、!  これ、あげるヨ・・・

  って、くれたのがこの地味なさして変哲もない
扇子である。


 
 不要な手紙類やテレフォンカードを出して整頓し、
扇子は再び函の奥に納まった。 





 ***その前の職場は、興和。
紡績やカメラ光科学、物資の輸出入、薬品など、
名古屋では財閥に数えられる商社だ。

   *次回につづく







   *草じゃんぐる
  夏のゾウのデコ園

 鳥よけ虫よけグッズ満載です

DSCF0198.jpg
 DSCF0196.jpg 

DSCF0200.jpg 
14・717デコ園 



   




Secret

TrackBackURL
→http://fuurenka231.blog.fc2.com/tb.php/153-cb2ea70a