母はミーテイング中!

午後過ぎ、ホームに着いたとき、
なつ母はいつものソファー“定席”には
居らず、

隣フロアーで、スタッフさんと同席で
“ミーテイング”中 だった。

前にも、こんな時があった。


ホームでのスタッフ・ミーテイングが毎日
行われるものか、決まった曜日に行われるものか、
よく知らないし、
その席になぜ、高齢のなつさんが鎮座している
のか・・・も知らない。

入居者代表で98歳の母が参加する・・・??
まさかネ、・・・緑内障が進んで目もよく見えないし、
耳もすっかり遠くなってるのだし。


   
     温和なお年寄り

離れて、その様子を見てると若いスタッフさんと
同様、ぐるり並んだ椅子に座り、意見が交わされてる
中でどうかすると、ふん、ふん・・・、頷いてる様子
でもあり、そのうち、うつら、うつら zzzzz・・
になってるようでもあり。


そんな様子を見ていると、可笑しくて可笑しくて、
つい、
  うふふふふ、  アハハハハ・・・


笑ってしまって、  そのあと、
ほっこり、  しあわせな気持ち  になる。


なつばぁちゃん、ガンバレ!

   


     穏やかな施設暮らし

なつ母は長いことホームのお世話になっていて、
年齢的にも大ベテランの存在ではあるけど、
日頃、大声を出すこともなく無理や我が儘を
言うでもなく、
いつも ちんまり座っているか、ねむっているか、
(最近はねむってることが多くなった)

トイレ介助にもスタッフさんに頭を下げたり
手を合わせたりして感謝の意を伝える。


2012年頃だったか・・入院、
折れた足の骨の代わりに金属棒二本、ネジ一つ入れた。

それ以後は病気も殆どしておらず、転ぶことは
あっても、たんこぶか、擦り傷くらでい済んでいる。
(小柄でからだが軽いせいもある・・かも)

スタッフの心遣いで母の部屋には絨毯が敷いてある。



    入居したころは

退屈、退屈、・・・とこぼしたりすることもあった。
「もうはやく、お迎えが来てほしい・・・」とも。


ひとり暮らしの頃、毎月28日に行われる
大須観音の明王(みょうおんさん)の行事に
出掛ける習慣で、
施設に入居してしばらくはその日になると、
部屋に 「みょうおんさまに行ってまいります」

の書き置きを残して、(小銭しか入ってない)財布を
持って、ホームの玄関先をうろうろ・・・すること
もあった。

(しばらくの間、長姉が、大須や八事のお墓参りなど
連れて行ったりした・・)   
 


 
  
     紆余曲折のはてに

ホーム入居を選択したのであったが、
それまでは長い間ひとり古家を守って暮らしてきた。

90歳を超えたあたりから急速に弱ってきて、
“脊柱管狭窄症”で歩けなくなり、寝たきりに・・・

長女中心に妹たちも、実家に寝泊まりして介護を
続けた。
その後、奇跡的に持ち直し、車椅子、杖、杖なし、
・・・再び歩けるまでになった。

が、ひとり暮らしを続けるのは難しくなった。


娘たちもそれぞれの事情を抱かえていて、
母は、ホーム行きを承諾したのだった。


古家で老いてひとり暮らす苦労が身に沁みてる
・・・だろう母には、
娘たちにさして負担も掛けず、ホームでゆったり
過ごせることは、ある意味、 
幸運(しあわせ)な選択ではなかったかと(・・・
と思われる)。



先だって、なつ母は こう言った。

「 ここ(施設)へ来て、さびしい・・・とおもった
ことは いちども なゃぁ~よ(ないよ)!  」



最期まで、施設のスタッフさんに囲まれて、
このまましずかに過ごせたら、
なんて しあわせな母だろうと娘はねがい祈る
のである。


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