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2016.03.23
会えたね、夕月
詩
山の夕月
いつも歩く山道の上に
月が もどってきた
ひさしぶり 夕月 また会えたね
昏くなる前のほんのいっとき
月はおれんじ色をまとって
遠慮がちに
すこし恥ずかしそうに ふぅわり、
ときに 凜、
と
夕闇せまる 東の空
山のうえ
登り道を歩くたび 梢の向こうに隠れたり
のぞいたり
また会えて うれしいよ夕月
月を見あげていると なんだか
泣きそうになる 懐かしいいような
なんだろ
かぐや姫を書いたひとの気持ちが分かる
・・・なんて ね
地球はごたついてるよ
爆発したり させたり
そのたび
関係のないひとたちの命が奪われたりしてる
ひとはなんで争うんだろうね
親に捨てられ 殴られ
ちいさいのちが 傷ついたり消えたりもしてる
地球 あぶないんだよ
月は しずかに ただ そこにいる
しずかに 清廉に 空の闇に透きとおっている
この身にも かなしいことばかりだけど
月を眺めて
胸の底に しっかり 月を 抱いて
山道をくだる
山の夕月
いつも歩く山道の上に
月が もどってきた
ひさしぶり 夕月 また会えたね
昏くなる前のほんのいっとき
月はおれんじ色をまとって
遠慮がちに
すこし恥ずかしそうに ふぅわり、
ときに 凜、
と
夕闇せまる 東の空
山のうえ
登り道を歩くたび 梢の向こうに隠れたり
のぞいたり
また会えて うれしいよ夕月
月を見あげていると なんだか
泣きそうになる 懐かしいいような
なんだろ
かぐや姫を書いたひとの気持ちが分かる
・・・なんて ね
地球はごたついてるよ
爆発したり させたり
そのたび
関係のないひとたちの命が奪われたりしてる
ひとはなんで争うんだろうね
親に捨てられ 殴られ
ちいさいのちが 傷ついたり消えたりもしてる
地球 あぶないんだよ
月は しずかに ただ そこにいる
しずかに 清廉に 空の闇に透きとおっている
この身にも かなしいことばかりだけど
月を眺めて
胸の底に しっかり 月を 抱いて
山道をくだる
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