詩
 

  山の夕月


いつも歩く山道の上に
月が  もどってきた


ひさしぶり 夕月   また会えたね


昏くなる前のほんのいっとき
月はおれんじ色をまとって
遠慮がちに 
すこし恥ずかしそうに ふぅわり、  
ときに 凜、



夕闇せまる  東の空 
山のうえ
登り道を歩くたび 梢の向こうに隠れたり
のぞいたり
  

また会えて うれしいよ夕月  

 
月を見あげていると  なんだか
泣きそうになる   懐かしいいような  
なんだろ


かぐや姫を書いたひとの気持ちが分かる
・・・なんて ね


地球はごたついてるよ
爆発したり   させたり
そのたび
関係のないひとたちの命が奪われたりしてる
ひとはなんで争うんだろうね


親に捨てられ 殴られ
ちいさいのちが 傷ついたり消えたりもしてる


地球  あぶないんだよ


月は しずかに  ただ そこにいる
しずかに  清廉に 空の闇に透きとおっている


この身にも  かなしいことばかりだけど
月を眺めて  
胸の底に  しっかり  月を 抱いて
山道をくだる
Secret

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