2013.08.01 夏の寓話

 

  夏の寓話 

虫と暮らす

 

 

八月に入って 

洪水警報が出たり

雷が光ったり

雨が降りつづいたり


むしむし むし

蒸し暑くて

買い物に出る気力もなく

 

冷蔵庫には 肉 魚のストックなく

庭でちぎった葉っぱ

ばかり 食べている

虫くいの穴だらけの葉っぱ

 

虫との共存暮らしと しゃれこむ

虫くい野菜

特にうまいという味ではない

それでどうやら

お腹のなかに虫が棲みついてしまったようで

好き嫌いのおおい虫で

お腹に落ちてくるものを

善し悪し選別し

あっさり くだしてしまう

薬も要らぬ

 

じょじょに痩せてはいくが

わるいことばかりではない

おかげで か弱い身体でも重い病気にもならず

虫は おりおり ちりちり、ちり、 ちりん、

リズムよく 鳴いて

ひとり言の多かった暮らしを和ませてくれる


にんげん界のことには少々鈍く

むしされることも
虫ずがはしることも減り

自然のことでは ちゃんと虫の知らせを

とどけてくれる

 

テレビを見ながら

 ホラ、見て、  あんな・・・ ワハハハ

笑い声すら増えて

虫とのリズム 秋の夜半にそなえての

レッスンに余念がない

 

周囲では

 あぁ~ ついに・・・

 まだ そんなトシでもないのに

 お気の毒なことで・・・

 

という声も ほら、  ちらほら  

 

 

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