2013.09.18 水を泳ぐひと

 

           タイピングの速さ

 

 昨夜のTV 中居くんMCの  「“ミ”になる図書館

タイピングの速さ№1決定戦!・・・」の番組を見た。

 

 タイピング最速・タイトル級の講師のレクチャーも交え、

自信のある芸人とかが出演し、速さを競う・・・というもの。

 

 元議員・東国原氏や劇団ひとり氏などの出演者一同が、その

競技に盛り上がった。・・・けれど、意外にタイピングの難しさや

落とし穴もあり、次々陥落?し、最終クリアには誰も至らず。

 

 本も書いている劇団ひとりさんが、キーを見ないで、画面上で

打ち続け、かなり健闘されたのだが。

 

 

 そこで、自分を顧みれば、落とし穴だらけ、不完全だらけ・・・

であることに今更ながら、気付く。

 

 昔、職場で担当していたテレックスのキーでは、ひらがなの

全位置を頭で覚え、指で覚え、かなり早打ちしていた・・・と思う。

 直接キーを打ちながら先方へ送る方法もあったが、なにしろ原稿が

多いゆえ、キー打ちしてテープに孔を開け、先方先きにダイヤルして、

そのテープを流す・・・、という 現代のひとには  ん、んん、?!

ナニ ソレ?? という送信方法でもあった。  

 

 

 その後、ワープロに移り、キーの並びがテレックスとはまるで 

違っていて、已むを得ず、ローマ字方式に替えた。

ローマ字キーも指の定位置がテレックスとは左右一字ずつずれていて、

それが、以後の “わたくしタイピング”の “不幸の始まり”?!

であったと思われる。
 

 昔の定位置   左人指し・D  右人指し・H

の 四本指が、旧位置と現位置とごっちゃになり、曖昧なまま

左右にぶれながら、余計な動きが増え、ロスとなり、つい、いつのまにか
下のキーと画面と上下見ながら打つ習慣となってしまっていた・・・

 

のである。 はぁ~、  前置き 長がッ!!

 

 

 ボケ防止兼ねて、今頃! 遅まきながら、正しい位置で

キーボードを見ないタイピングをレッスンしよう!  そう 思い立った。

上記下記、レッスン中なり!    ぐしゃっぐしゃ画面になり・・・、
はっ!  手間掛かるぅ、 めんどクサッ!!笑

 

 

 

   

   


          水を泳ぐ人

 

いきていくにはたくさんの儀式をこえていかなければなりません

 

行き詰まっていた

退屈な日々というものも結構くるしいものである

簡素に暮らしていても税金の督促は来る

からだの節々が痛んで階段を這って降りる

なにか形のないものに

そう 追いつめられていたのはたしかだ

 

      *

 
 思い余って水に飛び込んだ迷いはあったがそうするしかなかった

 澱んだ水を泳ぐと泥の底に触れた

 泳いでも泳いでも泥の底 これでは埒があかない

 はやまったことをしたのかもしれない

 悔いがさざなみになって後方へながれていく

 と 高波のうねりに攫われいっしゅん気を失ったような気がする

 深みに入ったようだ 手足を搔き顔を浮かせる

 沖に流されていく

 このまま泳いでいてはいずれ力尽きてしまう

 からだを回転し背泳ぎになる ゆらゆら水にまかせ

 これで案外楽に逝けるかもしれない

 いや助かりたい気持ちもあるだれか見つけてくれるだろうか

 老いた母のことがふと頭をかすめた

      *


それにしても 溺死寸前の体験は鮮烈すぎて

その日一日中 ぼんやり過ごしてしまった

娘たちがかわりに家事をしていてくれている そのかたわら

先年亡くなったひとが用事をしているまったく普通にだ

あれぇ 元気になったんだ よかったよかったねぇ

しかし うしろ姿しか見えない

 

散らばるちぎれ雲

懸念のひとつひとつ吟味してころがして

そうして頭上には千の風も百の風も吹きわたって鳥たちも

く く くっ  くるーくるーー

飛び交っている

今朝は清々と晴れわたっている

 

                  個人詩誌18号より

 

 

 

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