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2013.12.29
凛と立つ冬の木
冬空を背景にして立つケヤキ
曖昧なせかいの、とても曖昧な
個人的境界
もし、そこ・・・、
はみでてませんか
着ぶくれたコートがずらり
ならんで
一様に気分はそれぞれに逸れて、いて
曖昧な、とても曖昧な領分、
すこし 詰めてくださいせめてその腕、その職責、
振り回さないでください・・・
ひっそり 呑みこんでしまった
言葉
胸の内側に
いくつもの
仄昏い洞窟をだかえて
近頃 必須の合併ゾーン
大小の企業
過疎の村々
の 消去か挿入か添付か
瞬間パシッ、 変換されるのか
延々ぐるり~、巻き込まれるのか
ひっそり、やはり、ひっそり人々は右往左往する
空爆や砲弾にさらされる国
仕向ける国
大、小、の はざまに
砂漠や河や流転の泥土が
はだかって、
くっきり
隔てる領域はあるのだろうか ないのだろうか・・・
思い詰めるそばから、ほら、
肘が 脛が
伸びて押してきた
分厚な、そこ、
こんなとこで
新聞など広げないでください
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